須坂市の豪商の館
田中本家博物館では、樹齢240年の沙羅の花が咲き始めました。
沙羅の開花に合わせて、明治時代の2階座敷を開放し、和カフェ「
沙羅」を期間限定でオープンと伺ってお邪魔しました。
白と黄色のコントラストが美しい沙羅の花は、田中本家の夏の名物。
こちらがその
沙羅(しゃら)の花です。
カフェで、いただいたのはこちらの沙羅の花をかたどった上生菓子「
さら」です。
あんこを練りきりで包み、花びらは羊羹でできています。
須坂市の
盛進堂さんが特別に作った和菓子。
上品で美しくまた、美味しいお菓子でした。
飲物はお抹茶をいただきました
館長さんが立ててくださったお抹茶もとても美味しかったです。
もう一ついただいたのが
紫桃夏(しとうか)という和菓子。
信州須坂の完熟プルーンをふんだんに使用した、濃厚な味わいの果肉羊羹です。
ちょっと飯島商店のみすず飴に食感が似ています。
フルーティーで、プルプルしていてちょっとみずみずしさもある羊羹でした。
こし乃菓子工房というお菓子屋さんの和菓子で、店舗はないお店なので、ちょっとレアかもしれません。
もうひとついただける冷菓「
沙羅」もあるそうですが、この日は売り切れで残念でした。
田中本家の沙羅の花をイメージした錦玉。
マンゴー風味の寒天に浮かぶ花や金魚が涼しげな和菓子だそうです。
須坂市の
コモリ餅店というお店のお菓子だそうです。
3種類ともそれぞれ違う須坂のお菓子屋さんがこのカフェのために作られた特別な和菓子です。
デザートセット
和菓子1つ+コーヒー(アイス・ホット)or抹茶or冷煎茶 800円(税込)
飲物のみ500円(税込)
和菓子のみ300円(税込)
和菓子はお持ち帰りもできるそうです。
そして、なんといっても、明治時代の2階のお座敷からの眺めがすばらしいことといったら!!
この御座敷は普段解放していないのですが、館長さんのお話によると、田中家ではこのお花を眺めるためだけに、この部屋が作られたのではないか?とおっしゃってました。
なんと風情ある、贅沢なことでしょう!
桜のお花見もいいけれど、ちょっと控えめな、それでいて、かわいらしい沙羅の花を眺めつつ、和菓子とお茶をいただけるのは何とも言えない和の心を感じる贅沢な一時でした。
日本人は昔からこうして自然を愛しんできたんだなぁと思い、忙しい現代だからこそ、そういう心はず~と残して行きたいものだなぁと思いました。
池に流れる水の音、かすかに香ってくる沙羅の花の香り。
涼しい風・・・・ずっとここにいたい・・・という気持ちになりました
一番お庭に近い特等席に座ってお庭を眺めているだけで、時間が経つのも忘れました。
沙羅の花は椿の花の種類のひとつだそうです。
なので花が咲くと1日で花が落ちてしまうのだそうです。
館長さんが池から沙羅の花を、お水に浮かべてくださいました。
普通の椿より花は小さいのですが、すごく愛らしいお花です。
このゆったりとした和モダンな空間、かなりオススメ度高いです。
期間中またお邪魔したいかも・・・・。
田中本家博物館と合わせて、またゆっくりお邪魔したいなと思いました。
和カフェ沙羅
信州須坂 田中本家博物館内
長野県須坂市穀町476
TEL.026-248-8008
FAX.026-245-4780
営業日:7月9日(日)まで
営業時間:11:00~16:00(LO:15:30)
カフェ・喫茶・売店のみの利用(入館無料)は、
受付で申し出れば可能です。
田中本家の休館日の火曜日はCafeもお休みになります。
田中本家博物館の営業は
4月~11月 AM9:30~PM5:00
12月~2月 AM10:00~PM3:30
3月 AM10:00~PM4:30
(入館は閉館30分前まで)
休館日: 毎週火曜日(祝日の場合は開館)
(3月・8月・10月・11月は無休)
駐車場:あり
2017年6月の情報です。