古民家カフェ 創作精進料理「一絲(いと)」安曇野市

メグミン

2016年09月09日 17:15

2016年7月3日に安曇野市にオープンした築100年を超えるという古民家のカフェにお邪魔しました。
創作精進料理「一絲(いと)ito」というお店です。

お料理は動物性のものそして、お砂糖、みりんを一切使わないと徹底した創作精進料理をいただくことができます。



わたしたち3人でお邪魔したのですが、全員、itoをかし御膳1800円(税込)をお願いしました。
前菜3品、自家製豆腐、サラダにメイン料理と揚げ物、焼き物、小鉢2品、かまど炊き玄米ご飯、汁物、漬物がつく御膳です。

こちらは前菜の玄米のポタージュ白滝のアマランサスと海苔の和えもの、アマランサスをタラコに見たててて、本当にタラコのよう。海苔の風味もまた生きてます。



味噌漬けの豆腐ドライフルーツ漬けのお豆腐はみそ漬けのお豆腐も美味しかったですが、ドライフルーツと豆腐のコラボは初めてかも!豆腐というよりチーズとも思える凝縮感でした。


サラダ自家製豆腐です。
味つけはサラダもお塩だけのような気がしますが、野菜が美味しい!
自家製のお豆腐も豆の味がしっかりしてます。

あっ、このレンコンの箸置き、かわいくてほしい!って思いました。

そしてお水はデトックスウォターと呼ばれるお水。
夏の疲れを身体から出してくれるお水だそうです。
シソ、紫キャベツ、キュウリ、レモンの入ったお水です。

メインはかぼちゃの春巻き
その上にトマトのマリネトウモロコシのお浸し
コリンキーとキュウリの粕漬けなど
トウモロコシもただ茹でただけでなくお浸しにされていて、とても丁寧にお料理されているのがよくわかります。
南瓜好きにはたまらない甘い南瓜!



大豆ミートの野菜甘酢あんかけ
大豆ミートに油で揚げた茄子やズッキーニ、パフリカなどがあんかけになってます。

小鉢の二品は玉ねぎの梅煮切り干し大根の煮物
切り干し大根はお砂糖もみりんも使わずお醤油だけで煮ているのだそうですが、切り干し大根が甘いので美味しい煮物です。
玉ねぎを梅で煮るというのもわたしの中では新しい調理法です。春菊が添えられてます。

お味噌汁の出汁も、カツオや煮干しではなく、昆布と椎茸の出汁を使っているそうです。
夏や冬など季節によってお味噌汁の作り方も変えるのだとか。
かなり熟成されたお味噌を使っている感じがしました。

ごはんは玄米、薪を使ってかまどで2時間半かけて
はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもフタとるなの原理で炊いているそうです。
もっちりとした美味しい玄米です。

素材は塩を上手に使って素材の旨味を引き出しているので、塩をちょこっと感じるのですが、このおかずで玄米が美味しくいただけるのかも!



itoをかし御膳にプラスしてさらにお麩カツソイミートカツをつけたり、
旬の野菜料理をつけたりもできます。

また御膳のほかにも野菜カレー1300円(税込)おむすびプレート1500円(税込)お子様プレート1000円(税込)などもあります。


白砂糖だけでなく甜菜糖、きび糖などの砂糖も一切使ってないのだそうです。
甘みは甘酒やドライフルーツやフルーツ、そして塩を上手に使って引き出しているのだそうです。
お砂糖類を一切使わないスイーツもいただいてみることにしました。

ヴィーガンアイス3種盛り合わせ
りんごたんぽぽコーヒーのアイスです。
どれも砂糖をまったく使ってないそうですが、フルーツの甘みが生かされていて、乳製品、砂糖が使われていないなんて全く感じない美味しいアイスでした。
りんごのコンポートも添えられてます。
器やお皿もすごく素敵で、これもまたこちらのお店の楽しみのひとつかと思います。


レモンのソイチーズケーキ
もちろん、チーズは使ってなくて、豆乳の風味、レモンの酸味をうまく生かしたケーキで、甘さ控えめのスイーツ。
周りの寒天や、リンゴのコンポートがほのかな甘さを加えてます。



豆腐チョコクリームケーキ
見た目はチョコレートケーキですが、食べてみると確かに豆腐とカカオの味です。
上にトッピングされているクッキーには胡麻やドライフルーツが使われていて、つぶつぶサクサクした、自然な甘みでチョコクッキーの風味になってます。
色んな工夫で砂糖も卵も乳製品も使わずにスイーツができあがっているんだなぁ・・と感激です。


本日のオススメスイーツはどれも500円(税込)でした。他にも甘酒ミルクプリンもありました。

スイーツは他にスムージーボール1200円やパフェ850円、あんみつ850円などのデザートもありました。
こちらのパフェやあんみつも気になります!

ドリンクは「玄米コーヒー穀物コーヒー400円、オーガニックコーヒー500円、オーガニックティー400円りんご柚子茶450円、などドリンクメニューも豊富でした。
他にもハーブをブレンドしたお茶も。アルコールメニューもありました。


店内はレトロなものがいっぱい。
懐かしいオルガンにミシン、かき氷器



いろりも残ってます。冬はどんな風になっているのでしょうか。



テーブル席も数席あり、お座敷も広くて、30席くらいはあるそうです、
ライブやワークショップなどのイベントこちらでできそうな広さ。
こちらの主催のイベントもあるようです。


本棚には本もたくさんあって、この空間で、のんびりまったりできると思います。



窓際の席からは広い庭が見渡せます。
裏にも庭があって、この日はあいにくのお天気で散歩できなかったのですが、お散歩してもよいそうです。

和ダンスも素敵、この扇風機も!!お店には素敵な昔のものが現役で使われてます。
お会計のときのレジもすごくレトロなレジで、現役でした。
これらはすべて自分が集めてあったものを家からお店に持ってきたのだそうです。
アンティーク好き、古民家好きの壺にはまりそうなものがいっぱいです。




一絲(いと)さんは松本市の松本市美術館近くの「マクロビオティックキッチン gen」さんの姉妹店だそうです。



マクロビオテック、ビーガン、ベジタリアン、精進料理、色んな言い方がありますが、まさにこちらは創作精進料理。

松本のお店にはベジタリアンの外国のお客様も多かったそうです。
古民家の雰囲気満載で、外国の方にも喜ばれるかもしれませんね。

時間空間が別次元のような・・・のんびりして、創作精進料理をいただいて心も身体もリフレッシュできました。
のんびりするのにぴったりな素敵なお店でした。


創作精進料理 一絲(いと)ito
安曇野市堀金烏川1528-1
※ナビに入力するときは番地は1528までにしたほうがよいそうです。
0263-87-7168
営業時間は11時~17時(LO16時半)
ランチは11時~15時(ランチLO14時半)
(17時以降はコース料理、要予約)
定休日:月曜・火曜(臨時休業もあり)
駐車場:あり

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